第4章 私。人間観察は得意です。
「あのー。私、秋菜。よろしくね!」
思いきって声をかけてみた。
まぁ、慣れてるけどね
「ん。」
え。
えぇ。
えぇえええ。
そんだけ。
「な、名前、なんていうの?」
せめて名前くらい言うでしょ。
普通。(=゚ω゚)ノ
「笹本千秋。」
うわ。
そっけな。
なんやこいつwww.
つまらないw
顔はいい顔してんのに
無愛想な。
私は話しかけるのをやめて
窓をボーーっと
見つめてた
「部活、なににすんの?」
これは私の質問ではない。
こいつが聞いてきたのだ。
本当ビックリした
さっきまで
ぶっきらぼうな返事しか
しなかったくせに。
でもちょっと嬉しい。
「まだ決めてないけど…笹本は?」