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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第47章 10月


コール音が響く



まだ、仕事中かなぁ。





『お疲れ』



「あ、お疲れ様!アキくんまだ仕事中?」



『いや、今日はもう帰って家にいる』



「あ!そうなんだ!」





よかった~!

帰り道、相手してもらお~っと!



心なしか声が上がる。





『で?お前は?』



「今歩いて帰ってる」



『会社出たばっか?』



「ううん~。もう電車降りた」



『チャリは?』



「それがさぁ!」





かくかくしかじか。





『はぁ?届け出出せよ』



「いや、返ってくるかもしれないし」



『………こねーだろ』



「………だよねぇ。週末買いに行こっかなぁ」



『着いてく?』



「ん〜〜~持って帰らなきゃいけないから近所で買おっかな。

あ、でも行ってみたいカフェあって!

そっちは着いてきてほしいなぁ~!」



『いつ?』



「今週末は?」



『日曜なら暇』



「じゃあ日曜!ランチしよ!」



『後で場所、送っといて』



「わかった~!」





自転車を取られて、だいぶ下がっていたテンションが戻ってきた。




でもまぁ、ほんとに自業自得だし。


それに3年半乗ったし。




今度は何色にしようかな。なんて





何事も、前向きに


悪いことばっかりじゃない、はず!
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