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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第41章 お盆休み(木葉)


「…………わかんない」





自分が、どう

したいのか。





「じゃあ質問変える。

別れたい?別れたくない?」



「別れたく、ない」



「なんでそう思うか、わかる?」





……………。





なんで?





黒尾さんのことが、好き。



…………好き?




今も、好き?




浮気してた黒尾さんも?





……………好き、だった?





「…………わかんない」



「………イヤな質問するわ。

彼氏が他の女の人と歩いてるの見て、どう思った?」



「死ぬほどヤだった」





今思い出しても、気が狂いそうになる。





「でも、相手はお前にバレてるって知らない。

会えば今まで通り、何食わぬ顔で同じように、

お前の肩を抱いてきたら。


それは、いける?」



「……………無理」





もし、このまま私が何も言わずに

何も知らないフリをして会った時。




きっと黒尾さんは手を繋いでくるし、


キスをして、体も重ね合うだろう。





………………無理。





考えただけで吐きそう。





「それでもソイツとこのまま一緒にいる?」





……………。





「今、何に躊躇ってんの?」





何を躊躇うのか。



それは





「……………独りになるのが、怖い」
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