第23章 バレンタイン(翌日)
今週末の予定は、
金曜日
黒尾さんが初めてうちに来る日。
で、一緒に家でお鍋。
なぜかというと、黒尾さんが日曜仕事で
金曜の夜にお泊まりすることになったから。
土曜日
バレンタインのチョコレートとプレゼントのネクタイを渡す。
夜ご飯までは一緒に食べれるかな?
で、黒尾さんは明日のために帰宅。
日曜日
仕事の黒尾さんには申し訳ないけど、朝寝坊して
家で一人、ゆっくりダラダラと過ごす日。
だったんだけれども。
日曜日、AM6:30
朝、ちゃーんと起きて
黒尾さん家で朝ご飯の支度をしています。
なぜそんなことになっているかというと、
もっと黒尾さんと一緒にいたかったから。
以上。
…………なにって、自分がビックリしてる。
2日、一緒に過ごせたのに
まだ一緒にいたいと思ってしまって。
もっと黒尾さんと一緒にいたいな、って
つい溢してしまったら。
明日の準備あるし帰らなきゃいけないけど
今晩はうち来る?って。
そんなことを言ってくれたら、行く以外の選択肢ないじゃん。
今まで休みは朝寝坊するためにあるって思ってたけど、
朝寝坊よりも黒尾さんと過ごせる早起きを選ぶ自分。
ちょっと、信じられない。