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【第五人格】詐欺師の仮面

第1章 始まり


「おいっ!あっち探せ!!」


「探してるけどいないんだよ!」




皆さん、こんにちは。詐欺師です♪
急に怒鳴り声なんかを聞かせて申し訳ないけど、今追われてるんだよね



『だから人間は嫌いなんだよ、面倒だし』




おっきな屋敷に入ってぇ…主騙してそれで二千万くらい持ってきたんだよねぇ




『面倒だし早く帰ろっと』




屋敷の中は分かっているし、裏ルートから逃げる




『脱出成功、お疲れ様でした』




手元にあるスイッチをカチッと押す




屋敷の方へ目を向けると、どこからともなく炎が広がっている




『……』




こんなことをしても特になにも思わない。人間は面倒だとか、嫌いとかは思うけれど罪悪感なんかはない




『さて、次の仕事はどうしようかな』




明日も人を騙して生きる、それが僕の人生
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