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彼らとの夜 King Gnu R18

第4章 穏やかな彼(K.A)


「うわ、マットレスが…」

自分から出た液体とはいえ、すごかった。どうりで、喉がからからに乾いている。彼が持ってきてくれた水を受け取りながら途方に暮れていた。

「もうさ、うちに来なよ」

「そうだね、今日はもうここじゃ寝られないもんね」

「いやもう引っ越してきなよ」

へぇっ?と変な声が出た。

「一緒に住も。」

嬉しくて、飛びつきそうになったけど、

「でも、」

「ん?」

「あなたの部屋のベッドもこんなことに…」

してしまうんじゃ、と言う前に抱きしめられた。

「どうとでも予防できるでしょ。こんなになっちゃうのわかったんだから」

「恥ずかし……」

それにしても、こんなに優しい彼があんなに濃厚な…

彼を見上げると、私の考えがわかっているかのようにニヤリと笑う。

「ねちっこくて引いた?」

ぼん、と顔に血が昇った。でも、これから毎回あんなに感じさせてくれるなら…

「ねちっこいの、好き」

彼は嬉しそうに笑った。

「俺んちのベッド、シモンズだよ。寝心地いーよ」


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