第8章 play 6 ※
薄暗い部屋の中
チサトはボンヤリと目を開けた
重たい身体を起こし
ベッドサイドの時計を見ると
am 1:00 を過ぎていた
あのまま
少し眠ってしまったらしい
『……』
メイド服のブラウスのボタンが閉じられ
脱いだはずのフリルの下着もキチンと身につけている事に気付いたチサトは
自身の首に手をやる
タケルに着けられた首輪は既に外され
他の物も全て片付けられていた
ベッドを降りると
掛けてあった毛布がスルスルと床へ落ちた
フラつきながらドアを開け
部屋を出る
物音に気付いたカヲルが
リビングから姿を現した
『…………あの……………私の服は……』
「……どちらに用意するか…伺ってからの方がいいかと思ったので…」
『……?…』
「………着替える前に……もう一度シャワーを浴びるかと……」
『………ぁ……』
チサトは
先程のタケルとの行為を思い出した
『…………そう…ですね……』
「……では……シャワー室にお持ちします…」