第4章 play 3 ※
その夜もまた
チサトはタケルのマンションでシャワーを浴びた
バスローブを羽織りベッドルームへ行くと
聴き慣れたメロディが流れていた
壁に取付けられた大きなTVのモニターが
無機質な光を放っている
ベッドの上に寝そべったタケルが見ていたのは
チサトのプロモーションDVDだった
『……』
「…君のマネージャーがくれたんだ……ぜひ観てくれってさ…」
『…………そうですか……』
「……何してるの?……早くおいでよ…」
『……』
チサトはベッドへ近づいた
「……今日は君が上になって…」
『………………分かりました……』
ベッドに上がったチサトは
言われるままタケルの腹の上に跨った