第18章 ※大波乱⭐︎一年生親睦会②
「皆実、先にシャワー浴びておいで」
家に帰り着くなり、五条先生からそう言われた。
私のことを振り返らずに五条先生はスタスタと奥へ進んでいく。
「えっ……あの、お風呂沸かしますから、五条先生が先に入ってください」
私も今日は歩き回って疲れたし、五条先生も任務から直接TDLに来て疲れてるだろうと思って。
どうせならお風呂でも沸かしてゆっくりしてもらおうと、そういう提案をしたんだけど。
五条先生が唖然とした顔で振り返った。
「お風呂が沸くのを待てるわけないだろ」
「え……」
待つって言っても10分くらいだよ。
何かしてたらすぐに沸くよ。
そもそも私が、湯船に浸かりたいんだけど。
どう説得しようか考えてたら、五条先生が目の前にやってきた。
「皆実がバカすぎて言葉も出ないんだけど」
「バカって……っ」
言い返そうとした声は、五条先生に奪われる。
私の開いた唇に五条先生の唇が重なって、簡単に舌を転がされた。
「ん、んんっ!」
バカは五条先生のほうだ。
こんなことしてる暇があったらお風呂沸かそうよ。
キスしてるあいだに、お風呂沸いちゃうよ!
文句言いたくて、胸を叩いたら、そのまま抱きしめられた。
「……っ!」
背中に回った五条先生の手が、そのまま服の中に滑り込む。
五条先生の指が直に肌を滑って、背中のホックに手がかかった。