第9章 容疑者は熱愛カップル8
貴方side
山田「多分、鴻江君でしょう。以前この部屋でタバコを吸っていてオーナーに怒られていたので、トイレで隠れて吸っていたんじゃないかと…トイレならお客さんが吸ったかもしれないと、誤魔化せますし…」
そう言えば、小五郎さんがトイレでタバコの臭いがしたと言ってたな、鴻江さんがこっそり吸ったのかな
☆☆
小五郎「で?てめぇ、ヨーコちゃんをどーするつもりだ?」
比護「どうって…」
最後は、比護さんとヨーコさん。また突っかかるし…
目暮「あなた方が遺体を発見した倉庫に入る時…本当に鍵は掛かっていましたか?」
沖野「はい…ウエイターさんが開けていたと…」
比護「そして、飛鳥さんを何度か呼んだ後、待っててくれと言い残して行ったっきり、なかなか戻って来られなくて…」
沖野「奥の床に血のような物が流れてるのに気づいて…2人で行って見たら…」
比護「ち、血まみれの飛鳥さんを…見つけたというわけです…」
高木「ところで、携帯電話をなくしたという事ですが…どの辺でなくしたかわかります?」
比護「さぁ…よくお店のテーブルの上に忘れたりしますけど。あとはトイレですね…ハンカチと一緒にポケットに入れているので…一緒に出してハンカチだけ取り、携帯を置き忘れてしまったり…そういう事ってありません?」
哀「あるわ!あるある!!私もよく忘れるし!」
コナン(お前、忘れる事ねーだろ…)
貴「哀…」
高木「なら、ヨーコさんの携帯を借りれば良かったんじゃ…」
沖野「それが…け、携帯は持って来てたんですけど…昨夜寝る前に充電し忘れて、いざ掛けようと思ったら電池切れで…こーいう事って、よくありますよね?」
哀「ないわ!!」
沖野「え~~!?」
小五郎「あるよ!あるある、ヨーコちゃん♡」
沖野「は、はい…」
貴「もうどっちもあるって結論で行きましょ、目暮警部!」
目暮「そ、そうだな」
貴「…そういえば、比護さんとヨーコさんは何で飛鳥さんを訪ねたんですか?」
比護「ああ、それは…」
コナン「あれ?この毛布、小さな穴が空いてて…その周りに赤黒い染みがついてるよ!…その染みはワインじゃない?」
聞こうとしたら、被せるように新一が何かを見つける