第38章 ピックアップお礼　愛の棘　お相手：煉獄杏寿郎

触れているのだから
ビクンビクンと脈打つのを感じる

「こうすれば…、
君にも分かるんじゃないのか？」

そう問いかけられて

そのまま　杏寿郎さんが
私の手を使って
自分で自分のモノを扱くのを

見せつけられていると

胸が切なくなってしまって
どうにも　堪えがたい　

そんな感情が　自分の中に生まれるのを

感じてしまって……

それを　見てるだけで

苦しいって…そう思えて来るから

さっき　私に　そうしたいって

そう思ってた　杏寿郎さんに

そんな想いをさせてしまっていたのかと


そう　思えると

申し訳なさで心苦しくなってしまう

それが　顔に出てしまって居たのか

杏寿郎がそうしていた手を止めて
ソコを握らせていた私の手を開放する

「苛めすぎて……しまった様だな。
そんな顔を…してくれるな。
少しばかり、俺も大人気が無かったな」

「杏寿郎さ……んっ」

彼がみくりの太ももに
手を這わせて来て
滑らかなその肌の感触を
楽しむかのように手を滑らせて行く

「君の肌……は、極上の絹の様だな
いつまででも、触れて居たくなる…」

「んんっ、やっ、そんな事っ…ないっ」

「はは、俺はそう思うがな。
何とでも言えばいい。何を
言われようと、俺は言うのを止める
つもりもないからな……やはり…」

そう一旦言葉を区切ると
みくりの膝の裏に手を添えて

グイっと膝を片方持ちあげると
ちゅぅっと膝に口付けをひとつ

そして　またひとつと落として行く

先程撫でていた太ももに
口付けを落としながら上って来て

「んぅ、はぁ、ん、……ぁあん」

ペロリと口付けの合間に
舌で刺激されて　ビクッと身体が
小さく跳ねて　震える

杏寿郎の舌が　みくりの
太ももの付け根の鼠経のラインを
なぞりながら　舐め上げて行く

「ん、あふ、ぁあん、んんっ」

アソコのすぐ近くに
彼の息遣いを感じて

中がキュン…と疼いた


「君が俺にそうしてくれている時、
俺からもそうしたいと…そう思って居た。
君が悪いと言いたいんじゃない…、
やはり俺は、
君を慰み者にしたいんじゃなくて…」