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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第33章 絶対君主のお気に入り お相手:煉獄杏寿郎 Rー15


その日の夕食は

スルタンが私の食事にも
毒見役を付けてくれた

銀食器に毒見役…

その毒見役がひと匙
またひと匙と毒見を進めて行くのを

みくりはぼんやりと眺めていた
ああ この人も気の毒だなぁ……と

そして その毒見役が
透き通る様なスープに匙を付けた時

思わず あっ と声を上げてしまった

後ろに控えていた
侍女の2人が変な目でこちらを見ていて

ちょっとと手招きをすると

その毒見役が
そのスープを匙に移すのを
横目に見ながら

「貴方……、犬飼殿を……
こちらに呼んで来てもらえる?
胃を洗いたいって言ってるって
そう伝えて欲しいの」

犬飼と言うのは先ほど
私に解毒薬ひとしきりを
スルタンの命令でくれた後宮の医師だ

コクリ……と
その毒見役がスープを飲み干して

白い布で自分の口元を押さえた

「異変は……ございません…でした」

銀食器は変色していない…

それでいて…順番に皿の料理を
毒見していたが……その途中で
毒の即効性の効果はなかった……

「では、私は…これにて…」

白い布で口元を押さえたまま
その毒見役が下がろうとしたので

「口の中に唾液が、
……溜まってるのでは?後は……
唾液が湧いてるのに、喉は乾いて……
それから……、喉が引っ張る様な
そんな違和感……が出て来た頃では?」

白い布を口元から
いつまでも離さないのは
その症状が現れている証拠…

私の庵に
駆けつけたのは
後宮の医師の犬飼と

それからこの後宮の主である
スルタンの杏寿郎だった

「大丈夫か?みくりっと
君は何をしている?その君が
馬乗りになっている相手は?誰だ?」

「誰って、貴方が用意した
毒見役の方ですが?」

挙動が不審だったので
念の為拘束した

だって明らかに毒の症状が出ているのに

異常がないと言ったのだから

事の経緯を杏寿郎に説明すると

「ここまで早く動きがあるとは
俺も想像していなかったが…、
俺は毒見役は……送ってないぞ?
まぁ、君が彼女を生け捕ってくれたんだ。
その辺りは、本人から聞けばいいが……
その症状、ヒ素毒だな……連れて行け」

拘束された毒見役を
数人の宦官が連れて行く

「ヒ素ならば…、
銀は反応しませんから。
他のお妃様の食事には問題は
ありませんでしたでしょうか?」

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