第32章 地味な俺の地味じゃない彼女　村田さん

そのもどかしい　刺激では

達するまでには　　到底


身体は　昇り詰める事はなくて


そうなりそうでいて

そうなれないのを


ずっと　強いられている様な

そんな感覚に支配されて行く…

行き場のない　熱を　持て余していて


「んんっ、あ、やあぁん、
もう…ッ、ダメッ、嫌ッ
これ以上…んんっ、もうっ」

「だったら、もう、ダメって言わない？」

私のその部分から顔を話すと
そう彼が問いかけて来て

「んんっ、
言わないっ、言わないからぁ…
も、……無理ッ…、イきたい…もんッ」

「みくりがそう言ってくれて、
安心したよ。これで見てもいいし、
触ってもいいって事でしょ？」


イケそうで　イケない

そんな　刺激しか与えられなくて

焦れてしまって疼いて


どうしようもなく

いたたまれない気持ちになって

みくりは目に涙を溜めながら

乞う様な視線を村田へと向ける


「だったら……、下着。
脱がせやすい様に、腰上げてくれる？」

そうしてあげるからと
含みを持つ様な

そんな言い方で言われて

恥辱に身体を震わせながらも
彼が下着を脱がせやすいように

みくりが腰を浮かせると

下着に村田が手を掛けて来て
スルスルと腰から降ろされてしまう

片方だけ足から外されて

まだ　もう片方が残ってるのに

グイっと太ももの付け根の辺りに
手を添えられてしまって

足を開かされると


「村田さ…ん？……ひゃん」


ピチャピチャと音を立てて
彼の舌が蜜口部分を
直接舌で刺激して来て

それまでの　もどかしい快感と

全然違う　鋭い快感が

次々に押し寄せて来る

ギュウギュウと自分の中が

締まって行くのを感じる


「ぁあん、はぁ、…んんっ、んぁ、ふッ」


気持ちい…い…ッ