第119章 夫婦でおもてなしをしよう！前編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

月下美人の柄のドレスを
似合いそうだとチョイスするのも
何となくにだが俺にも納得が出来てしまった

「なぁ、錆兎。俺から提案があるんだがな…」

杏寿郎が隣に居た錆兎を呼び寄せて
ある事を錆兎に耳打ちすると

「と言う事なんだが、どうだ？
悪くない提案だと思わないか？」

「ヘイヘイ、まぁ後は
雅本人が好きに選べばいいしな。
俺としては、杏寿郎が考える事と
同じ様な事考えてたから、了解したしな」

そう錆兎は呆れた様な顔をして
苦笑いしながらそう返事をして来て
杏寿郎はその返事に満足そうに頷くと

「みくり、これにしないか？」

そう言って数枚持っていた
チャイナ風のワンピースの中の
あんまり杏寿郎の趣味じゃなさそうな
そんなタイプのやつを押して来て

杏寿郎どうしたんだろ？と思いながら
そのまま試着室にそれを持って入って

何だか良く分からないけど
ゆったりとしたデザインの
リネンの淡いミントグリーンの
杏寿郎が好きでは無さそうな色の
色んな花が総柄になってる
ひざ丈のワンピースに
白のリネンのゆるゆるパンツが
セットになってるのを着るように言われて

かなり楽そうなデザインだったから
これ可愛いしいいなって思ってたやつだけど
杏寿郎のさっきの感じだと
あの私が選んだあの月下美人の
チャイナドレスを見て選んだみたいな
そんな風に見えたんだけど…気の所為かな？

そんな事を考えてても仕方ないので
そのゆるゆるとしたデザインの
楽ちんなワンピースに着替えると

生地もリネンだから
肌触りもいいし
デザインも締め付けなくてゆったりで

着心地が良いなこれ…

丁度着替えが終わって出ると
先に月城の方が着替えを終えていて

濃い紫の色の月下美人の柄の
ロングのマーメイドラインで
足首までの丈のエレガントさもある
チャイナドレスは素敵その物だった

「きゃああぁ♪凄いぃいいっ
素敵ッ、素敵ぃいいっ。似合ってる！
いいっ、凄いっピッタリ！！」

「え？そ、そうでしょうか？
でも…これはあまりスリットも
深すぎないですし、安心して着れますね」

みくりのテンションの高さに
月城は少し面食らっていた様子だったが
大絶賛されて満更でもない様子だった

オプションに黒のミュールもレンタルして
もうどこから見ても…雅ちゃんは
モデルさんみたいにしか見えなかったけど