第5章 君の名前を　お相手：不死川実弥

「やっ！……なっ、んっ、で？
あ、やっ、ぁああああんっ！」

「何でって……、あれだァ。
俺が…、聞きたくなっちまったからなぁ。
お前の声…を。聞きてェ。もっと鳴けんだろ？」

スルッと下着を脱がして
入り口から溢れる液体を
自分の指と馴染ませると

みくりの中に指を埋めていく

もちろんみくりが
自分の声を漏らさない様　口を塞げない様に

みくりの手首は不死川の手で
しっかりと押さえられていて

「やっ、ダメっ…実弥っ、
声っ…あんっ、我慢、でき…な、いんっ！」

「いいんじゃねぇか？
俺が、そうしてぇつってんだ」

さっき声を抑えるように言ったのは
不死川の方なのに……
今度は抑えなくていいと言われて

焦らしに焦らされたソコは
不死川の指を咥え込んで

どこに触れられても
快感しか生まれては来ない

どこもかしこもが感じてしまって　仕方ない

「あっ、んん、気持ちいっ…、あっ、ん、いい…」

気持ち良すぎて　頭が変になりそうだ

「気持ちいいかァ？」

「気持ちいい、気持ちいい…よ、実弥…」

「今日は、随分…素直じゃねぇかよ。
だったら、みくりにご褒美やんねぇとな」

スルッと自分の中を弄っていた
指が抜かれたと思うと

カチャカチャと不死川がベルトを外す音がして

いよいよなんだなと　ドキドキとしてしまう

「ん？どしたァ？んな、顔して」

きっと今　私はすごく
物欲しそうな顔してるのかな？

実弥のが欲しくて
仕方ないって顔なのかな？

スリスリと硬くなったモノで
お尻の辺りを擦られる

「さ、……んっ、実弥？」

「欲しいか？みくり」

いつもより低い声で囁かれてドキッとした

さっきご褒美をくれると言ったのに
まだ　焦らそうとするんだもの


「あんまり、意地悪しないでぇ…早く…」

みくりの言葉に不死川が舌なめずりをして

「早く、どうすんだァ？
…言ってみな？みくり」

「…ーーて」
「聞こえねぇなぁ…、何だ？」

知ってるし　分かってるし
聞こえてる　はずなのに

「ただの、”入れて”じゃ、しねぇかんな」

そう言うのが分かってるのか
先を越されてしまった

「え…、ダメなの？」

「誰の何を、
どこにどうするか…言えんだろォ？」

不死川の言葉にみくりが顔を真っ赤にする