第105章 夫婦のホワイトデーは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
その繋いだ手を引き寄せながら
ゆっくりとしたリズムの
抽送に切り替えて
浅く浅く浅く抜き差しを愉しむ
「んっ、んっ、杏寿郎…ぅ、あぁ
んっ、極端…すぎっ、る、あぁん」
「何だ?奥さんが激しくするなと
俺に言ったんだぞ?
だから、俺は奥さんの
ご希望通りにしたんだろう?
それとも…、これじゃ…ご不満か?」
そう耳元で問いかけて来るが
自分の中を這いずる様に
行き来する感覚は
その前に激しくそうされる感覚を
感じた後にはどうにも…
味気なくて物足りない感じがする
「んっ、ぁ、んっ、やぁ…ぁんっ」
「ん?これじゃあ…嫌なのか?
だったら、どうされたいんだ?」
ズンッと奥まで沈め込まれて
抽送するのではなく腰をグラインドさせて来て
四方の壁をペニスで掻きまわされる様な
抽送される時とは違う
甘い痺れに身体が震えるのを感じる
「んあぁ、んっ、…あんっ、
これっ、んんっ、気持ちい…い…っ」
こうされるのが好きなのは
付き合いも長いんだから知ってる
ぎゅううと指を絡めた手を握れば
きゅうきゅうと中が俺を締め付けて
「んあぁあんっ、あぁ、ふぁ
あぁあっ、はぁ、んんぁああぁんっ」
焦らした分だけ
深い絶頂の波に飲まれている様で
目こそ薄っすらと開いて居るが
その潤んだ目はどこか虚ろで
恍惚の色を宿している
「もっと…でいいか?みくり」
深い絶頂の余韻が脳まで
とろとろに溶かすかの様に
思考を奪って 理性を緩ませる
「ふぁあ、…んっ、はぁ、
んっ、もっと…、して?杏寿郎…」
ズンッっと奥まで
深く沈めて突き上げられて
ズンッズチュンッ…と
激しく身体を揺さぶられて
達したばかりの身体が
再び昇り始めていて
「あぁ、んっ、あぁっ、んんっ
あ、あ、あっ、んあぁあぁ゛んぅっ」
「もっと……だろう?みくり」
イっている途中なのにも
構わずにそのまま抽送を緩めず送れば
昇って下るその途中から
再び絶頂に向けて昇り始めて
喘ぎも途絶えがちになりながら
荒く呼吸をそれでいて細かく
喘ぎと混じった様に苦し気に繰り返す様になって
ガクガクとその快感に身体を震わせて
酸欠になっている金魚の様に
新鮮な酸素を求めて
口をパクパクと顎を天井に向けて
大きく開いて閉じるのを繰り返す
何度も絶頂を繰り返す後に来る
深い方の絶頂のそれは予兆の様な物で