第23章 惣菜屋さんの筑前煮　後編　お相手：煉獄杏寿郎

そう恥を忍んで彼に強請れば

ズズッ…っと更に奥に彼のモノが
私の中に押し入って来るのを感じて

挿れられている…ただそれだけなのに

その刺激が　堪らない位に
快感にしか感じられなくて

「ふっ、ぅ、
あんっ、…はぁ、、あ、んんっ」

「もっと…、
俺としては貴方を欲張りたいが…」

そう言いつつ彼の手が
私の腰骨をなぞって掴んで来て

ズンッっと更に
深い場所へと押し進められて

みくりがその刺激に
身体を大きく弓なりにしならせて
大きな嬌声を上げた

「ひゃあぁんっ、、
あぁ、…はぁ、んんっ」

「まだ…、ハァ、…ハァ
貴方の、一番…奥までは…。
入ってはおりませんが？」

彼のその言葉は
一番奥の奥の深い場所まで

自分のモノを
捻じ込みたいとそう言っていて

そんな　
いきなり一番奥まで…だなんてっ

彼の言葉に返事を返せないでいると
私を見下ろしていた彼が

私の顔を見ながらにっこりと微笑んで来て

「でしたら…、貴方ご自身に、
調整して頂けばいいだけの事」

私が…調整する？

それは一体　
どう言った意味合いなのだろうか？

スルリと…私の腰の下に
彼が手を差し入れて来て
腰を支えられると

横になっていた身体を引き起こされる

お互いに座って
向かい合う形になって

彼は確か　私に自分で
それを調整したらいいと…言っていて

「みくりさん…。俺の顔を…
目を…、見て頂いても？」

そっと頬に手を添えられて
撫でられると
杏寿郎のその言葉に応じて
閉じていた瞼を開いた

赤い赤い　夏の太陽と
視線がぶつかって絡む

見つめられながら
頬に添えられた手の親指の腹で

唇をなぞられて

「閉じないで…そのままで」

静かに　低い声でそう囁かれて

そのまま重ねられる
唇の感触を感じながらも
その熱い眼差しを向けられ続ければ

自分の中が熱く更に熱を帯びて行く
繋がってる場所から　

トロトロと溢れるのは
私の蜜なのか…？

そこから溶けて行くように感じる