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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第99章 日輪刀とチョコレゐト バレンタインネタ お相手色々 裏なし



「みくりの顔が…浮かんだから、
だから、誘ったんだ。
そうしたら、どうしてそうだったのかって
わかるかなって、思ったから」

通りを並んで歩きながら
無一郎の話の意味を考えてしまう

「それで、今日、パフェを食べて。
その答えは分ったんですか?無一郎君」

「どうだと思う?」

ふふふと不敵な笑みを
無一郎が浮かべながらこちらを見て来て

「それを、今…、私は
無一郎君に、聞いたんですよ?」

「まだ、分からない?みくり。
僕、これでも結構、分かり易く
言ってるつもり…なんだけどな」

その…とても 年下の男の子がする様な
そんな大人びた無一郎の表情に
自分の胸がどきどきして騒がしくなる

「え、…無一郎…君?」

「そう言えば…さっきのパフェのお金、
半分払うって言ってたよね?」

お金には困ってないと言って置いて
何故か急にパフェのお金を
半分払うと言う話をし始めて

「あ、はいっ、払いますっ、えっと…確か」

お財布お財布と自分の隊服のポケットから
財布を取り出そうとした手を
スッと無一郎に抑えられて止められると

「いいよ、払って貰うのは…。
お金じゃないから、こっちね」

ちゅ…と 自分の頬に何かが触れて

すっとそれが離れると

にこっと目の前の無一郎の顔が
満面の笑みになって行って

無一郎の唇が触れた部分を
思わず手で押さえたままで固まってしまって居て

ひょこ…と無一郎がこちらを覗き込んで来ると

「大丈夫?みくり。顔、真っ赤だよ?」

「なっ、なななっ!!!??
いっ今ッ、…今…ッ…、私に…何を…」

「何って、そんなの
さっきのパフェのお礼貰っただけだよ?僕は。
ねぇ、みくり。
今度はさ、パフェじゃなくて
もっと、別の物にしない?牛鍋とかさ、
ビフテキでもいいし、お寿司とかでもいいよ?」

「……っ、そんな高い物を…、
無一郎君にご馳走にでもなった日には…」

「なった日には、そうだなぁ~。
お礼は今日よりたっぷりと、
弾んで貰っちゃおうかな?いいよね?」



ねぇ みくり

今度は何を

一緒に食べに行こうか?


今から 

次に会う時が…楽しみだなって


そんな風に無一郎は感じて居た









霞柱のお気に入り

             ー 終 ー
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