第15章 年下の男の子 お相手:竈門炭治郎
「まだ、実感が湧かなくて…この前
みくりさんと、そうしたのも…、
全部夢だったんじゃないかって」
ドサッと畳の上に体を倒されて
上から炭治郎に見下ろされる
この間の時の行動をなぞってるようにも思えて
2週間前の時の記憶と重なる部分がある
でも あの時と違うのは
「夢じゃないよ、それに…今は、
私だって、炭治郎君とすごく
そうしたいって思ってるから」
そう言ってあげはが笑って
下から炭治郎の頬に自分の手を添えた
炭治郎がその添えられたみくりの手を取って
その手の平に口付けて行く
それも酷く 壊れ物を扱うように丁寧に
そして口付け終わると
自分の頬にみくりの手を当てて
その上から自分の手を重ねた
そうしてこちらを見て
にっこりとほほ笑むと
「みくりさんっ、
俺、みくりさんが、大好きです!」
「ふふふっ、炭治郎君。私も大好きっ」
炭治郎の肩に腕を回して
まだるっこしいと言いたげに
みくりが炭治郎の身体を自分の身体に
密着させた
そのままみくりの方から
唇を重ねてそのまま舌を絡めとる
「ふっ、…っ、みくりさっ……んっ」
炭治郎が眉を顰めてその快楽に
堪えきれずに声を漏らして
その声を漏らす様が何とも色めいていて
まるで自分が悪いお姉さんにでもなった様だ
「炭治郎君の、その顔……私、好きかも…」
「みくりさん、俺は男なんですよ?
年下で、頼りないかもしれないですがっ!
ちゃんと俺に、させて頂きたいのですが!!」
そんな台詞をそんな顔で言うとか
断れなくなっちゃうし
寧ろ炭治郎君にいいようにされたくて
仕方なくなって来る
「みくりさん、俺が……欲しいですか?」
考えてる事が
読めるのかと驚いてしまった
自分が今 思っていた事を
炭治郎に言われてしまったから
「え、どうしてっ……それを?」
「みくりさんから、俺が欲しいって
匂いがするから……。俺、鼻が利くから、
相手の考えてる事が分かっちゃうんです、
でも……、聞きたいんです。
みくりさんの口から、みくりさんの
言葉で……、その、俺が欲しいって…」
ベロリと
炭治郎の舌がみくりの首を這って
そのまま耳の方へ上がって来る
「ふっ、んんっ、…あっ、ふぁ、ん」