第47章 ユガミノクニ お相手:煉獄杏寿郎+α
「ゆっくり、…小指だけだからね」
注射を嫌がる小さな子供にでも
言い聞かせるかの様にして言って来て
ビクッと思わず身体が跳ねてしまった
ほんの僅かにだけ
小指の先の部分の半分程だけ
ほんの少しだけ押し入れられて
スルッと抜かれるとビクッと
大きく身体が跳ねるのを感じた
そして ツプッ…と今度は
小指の第一関節までそこに入れると
抜いて また入れては抜いてを繰り返す
「…ハァ、…んぅ、ん゛ッ」
「杏寿郎のここ…、凄い…キツイね。
ねぇ、気付いてる?杏寿郎…声…。
苦しいから、出ちゃう?それとも」
そう言いながら ズズッと
更に深くに小指を沈めて来て
そうしながらも扱きつつ
亀頭の部分も口に含まれれば
後ろの違和感や異物感がどうとも
感じないと言う状態にされてしまって
そのまま 浅く浅く抜き差しされて
「今は…、気持ちいいじゃないかも……
知れないけど、ここ弄られて、こっち
ガチガチにしちゃってるよ?杏寿郎。
変な感じってだけでも、ないとか?」
そう言いながらも
浅く浅く抜き差ししていた小指を
ズブッと奥まで差し込めば
ギュウギュウと入口の部分が
みくりの指を締め付け来るし
「言わ…ないで…っ、くれないか?
もう、こっちは…いいだろう?
そろそろ、俺も…、触れたいんだが?」
一方的にされるばかりじゃなくて
杏寿郎の方からもそうしたいと
懇願する様にして言って来て
「俺だけ…ばかり、ふッ…ハァ、
そうなる…んじゃなくて、その…」
そっと みくりが杏寿郎の頬に
その手を伸ばして来て触れると
「自分だけじゃ嫌なの?
…一緒に、そうなりたいって事?
じゃあ、一緒に…気持ちいいくなっちゃう?
でも、これはまだ、そのまま…でね」
一緒にそうなるのを許すのに
俺を戒めている拘束はまだ
解くつもりはないらしい
だったら どうやって一緒に
そうなると言うつもりなのか…
「みくり?」
スルッとみくりが杏寿郎の
前に立ち上がると
着ていた服を一枚ずつ脱いでく
そして全裸になると
「全部脱いだら、座るんでしょ?椅子に」
杏寿郎の肩に片手を掛けると
向かい合う姿勢で
杏寿郎の足の上に跨って来て
「コレ…、杏寿郎のでしょ?」
そう言って持っているのは
二つセットになっている小ぶりのローターで