• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第7章 su casa


ー研磨sideー






「えー、じゃあカズくんにとって恋敵なんだ?」








もう撮影は終わって。
解散前のちょっとした時間みたいなやつ。

インタビューみたいな感じにならなかったから、全然苦じゃなかった。
その流れで普通に今、会話してるから今の時間も別に、平気。








「こいがたき…」

「なにそれ初めて聞いた」

「ジェネレーションギャップ!」

「え、でも穂波ちゃんとカズくん、アキの家で暮らすんだろ?」







この店にいるコウくんとアキくんは友達らしい。








「穂波ちゃんは、運天アキの妹な」

「おぁー、サーフィンの?すげーいろいろ繋がってんだねー」

「研磨くんはカズマは全然、敵じゃない感じ?」

「え? 敵… いや、カズマくらいしか危機感は感じないけど」

「………」

「なにその矛盾。 その余裕たっぷり感と言ってることのギャップすごい」

「…よくわかんないけど、いいんだよ。ていうかカズマ」

「ん?」

「これ乗りたいんだけど…このあと時間ある?」

「あぁうん、どこがいいかな。世田谷?」




















池尻にある世田谷公園に向かうため渋谷駅まで歩……







「三茶から公園まで何分?」

「徒歩だと20分くらい?
今日土曜だし、天気いいし、研磨うまいけどスケボーで行くのはやめた方が良くない?」

「こっから渋谷もそのくらいでしょ。着くの1時間後ってこと?」

「だね」

「タクシーでよくない?」

『それもそうだねぇ、3人で乗れば電車代と変わんないだろし』

「うん、いいね、そうしよ」








カズマならこっから駅までも、駅からも、
ていうかここから公園まで、か。
スケボー流してさっと着くんだろうけど。

電車使うと、近いのに遠い。
1時間とか待てない、って思った。










/ 1069ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp