第6章 リレー
ー穂波sideー
『もっ 研磨くんッ ダメッ……あっ……』
自分で動いて自分で触って、
体をビクビクと震えさせて達してしまった。
「…ほんとだね」
研磨くんの身体にぴとっと張り付くように崩れ落ちた身体に腕を回し、
手で腰をぐっと押さえつけて研磨くんは下から突き上げる
『あっ やっ イッて…るの…… ンンッ……』
ほんとだねって… なに?
イッたばかりの身体に、持て余すほどの快感が突き抜ける。
…とは言ったけど、持て余せたらどんなにいいか。
そん快感は溢すことなんて出来ず、
全部がわたしの身体に流れ込んでくる
「イってるの? おれなにもしてないのに。 おれの使って一人でしてたの?」
『やっ』
そんなこと言わないで……
「穂波はえっちだね」
『…んぅッ…… あっ……』
逃げそうになる腰をぐっと押さえられる。
それから数回突き上げると、繋がったままくるんと転がってわたしが下になる。
「…泣いてるの? その顔かわいい… もっと見せて」
気持ち良くて、それから研磨くんがちょっと意地悪で。
よくわかんなくなって涙が出てきた。
悲しいとか、研磨くんが意地悪だとか、そんなことでの涙じゃなくって、
わけわかんないやつ。 頭真っ白のやつ。
そこに加えて、もっと見せてだなんて。
おかしくなる。
『研磨くッ ごめっ ごめんなさッ……』
奥に奥にと与えられる快感に、
よくわかんないけど、ごめんが出てきてしまう。
意味もなく使いたくない言葉なのに…
…いやきっと意味はある。
気持ちよすぎて、ごめんなさいなんだ。
勝手に気持ち良くなって、ごめんなさい、なんだ……
いやちょっとよくわかんない。
頭のなか、ぐっちゃぐちゃ