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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第1章 プロローグ


ー黒尾sideー






某年3月。






大学時代に研磨が借りてた古民家にしばらくそのまま住んでた2人も、とうとう家を建てた。






妊娠…じゃなくて妊活?を機に。
なんていうか、あれだなプライベートな上に下世話な話だけども、
ゴムつけなくなってから周平の親父さんと相談し始めて
もうナカ出しするかってころに棟上げをし始めた。

周平は穂波ちゃんの幼馴染で、俺らとタメのプロスノーボーダー。
周平の親父さんはハイセンスな一級建築士。





穂波ちゃんはすんなりと妊娠した。
研磨はちょっと複雑だったらしい。

お腹の子に嫉妬とかじゃねーよ。
ほんとに気持ちいいのに… だそうです。

はいはい、こんな下世話な話はここまで。






庭にも拘ったので棟上げから9ヶ月。

今日はその新築祝い的な。
遊びに来た。

両親をのぞいて、初めてのゲストだってさ。
嬉しいもんです。






穂波ちゃんは身重の身体だ。
妊娠8ヶ月。5月出産予定。
腹に筋肉がわりとあるからか、目立たない方らしい。

よく動く。
よく笑う。

それから研磨が、ずっとそばにいる。






穂波ちゃんは今のうちにやりたいから〜って、
デリバリーとか頼む?っていう俺らの提案を笑顔で一蹴していろいろ作ってくれてる。
その笑顔も声も、高校の頃と変わらずほんとに嘘がないから、
じゃあ、お願いしようかなってなってしまう。



妊娠するまではこういう時もゲームしてた研磨も、
今は隣に行っていろいろ手伝ったり、腰に手を添えたり。
なんかすげー何これ。 新パパ感がすげー。



俺たちはそれを、昼間っからビールを飲みながら眺めてる。
山本なんて、泣いちまってるし。







…まぁ、そんなわけで何でか俺の語りから始まったけども。

俺らが卒業してから今日まで…
いやもしかしたら今日以降もか?
まぁ、2人の話がこのあとから始まる。


相変わらずの2人だから、ハラハラドキドキとかは…
多分な、多分ねーけど、
それでも覗いてみたいなって人はまぁ、時間のある時にでも。


のんびりとご覧あれ。








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