第30章 蝶の入れ知恵とほどほどの戯れ ※R-15
駄目と言う制止をしたのに
彼はそうするのを止める素振りはなくて
キュッと胸の先端の部分を
強く摘ままれてしまって
「やっ、ダメっ、
…そこは…、んんっ、はぁ、ぁあんっ」
彼にそれを止めさせようとするも
甘い喘ぎが漏れてしまって
「君の…、そう言う声を、
もっと…聞かせてくれっ」
先を弄られながら
彼の腰の動きが速まる様を見ていたら
「あんっ、あ、はぁ…、ん、っ、…あっ」
「…ぅ、…ハァ、
あげはっ…ハァ、ーーくっ…あ、ハァ」
自分の寄せた乳房の間で
彼が熱を吐き出してるのを感じて
まだ 出し切ってない
硬さの残る彼のモノの亀頭部で
胸の先の部分に彼の出した物を
ヌルヌルと擦り付けられて
杏寿郎の……出したやつ
塗り付け……られて…る
ゾクゾクと背筋が震えるのを感じる
その様子を彼が
恍惚に満ちた顔をしながら
見下ろしていたかと思うと
ハッとした顔をして
慌てて懐紙で自分の出した物を拭き取る
「その…、すまなかった…、あげは
不快な思いをさせたんじゃないのか?」
「い、いえ…そのような事は…」
よしよしと頭を撫でられてしまって
布団にちゃんと横になるように促されて
前を開いていた寝巻をきちんと合わせ
直されてしまった
「あ、あの…杏寿郎?
どうかしました…か?
あの、その…あまり、
良くなかった…とかだったりとか」
「不甲斐ない…と、感じていた所だ。
君は先に休んでいるといい。
俺は少し、禊でもして
頭と体を冷やして来る…」
そう言って彼は私の返事を聞かずに
足早に部屋を後にしてしまって
さっきの気まずい空気の原因は
聞き出せないままで…
どちらかと言うと彼としても
それは不問にして欲しいと
顔に書いてあったんだけど…
しのぶちゃんはこうしたら
喜んでくれるって言ってたけど…
「でも、あの感じ…は、
喜んで…はないよ…ね?」
彼が部屋を出てから30分ほどしてから
彼が戻って来て
隣の布団に無言のまま入ると
こちらに背中を向けてしまったので
そのまま寝てしまうのかと
思って居ると