第30章 蝶の入れ知恵とほどほどの戯れ ※R-15
「…っ、…はぁ」
彼はキュっと唇を結んでるから
ほんの僅かにだけ
堪えられなかった吐息が漏れて来て
快楽に耐える
彼の表情は…見てて
色気を感じてしまうのだけども
「ー…っ、……、ハァ」
いや 宇髄から貰った本に
そう言った時期に交渉する際の
留意点なども書いてはあったが…
その時期にそうする事は望ましくない
とされる理由も書いてはあったのだが
まさか その時期でも
出来る楽しみ方を
あげはの方から提案されるとは
思ってもいなかったし…
願ってもなかったのだが…
いや それを教えたのは
胡蝶の様だから
胡蝶に提案されたみたいなような物だな
「…っ、あげは…」
自分のモノを胸で扱いてくれている
彼女の頭を撫でる
胡蝶のお手製の通和散に似た
ぬめりのある液体は
正気…かなり 気持ちいい…な
胸を使って包みながら
杏寿郎のを自分の胸で扱いている
胸の間の場所から
彼の亀頭の部分が見え隠れするのが見えて
なんだか 厭らしい
光景だなっと思いながら
いや 自分でそうしてるんだけどっ…
この…先の部分も
…刺激してあげた方が…
いいのかな?と
生憎自分の両手は胸を寄せるのに
使ってしまってるから…
だったら……
ペロッと彼の亀頭に首を屈めて
自分の舌を這わせると
ビクンっと彼の腰が跳ねたのを感じて
こうされると…気持ちいいんだ…って
そう分かったから
そのまま亀頭を口に含んで
胸と口を使って 刺激すると
「…ねぇ、杏寿郎…、気持ち…い?」
そう合間に口のモノを外して
彼の顔を見上げながらそう尋ねると
ビクッと自分の胸の間の
彼の昂ぶりが跳ねたのを感じて
「あげはっ、ハァ、…全く、
君は…、ッ、厭らしいが…過ぎるぞ?」
「…んっ、ふふっ……杏寿郎も…、
顔、やらし……いけど?……ね」
更に胸で挟んで擦りつつも
口で亀頭を含んで舐める
しのぶちゃんの作ってくれたやつ
ちょっと…変な味……するな
そうしてる間も
彼の手が 私の頭を撫でていて
彼の呼吸が 乱れて来るのが聞こえる
「その…、頼んでもいいか?
俺から……、動かし…たいのだが…」
そう彼が言って来て