第19章 心 向き合う ※R-18
揉まれると気持ちいいけど
でもその分 そこに触れて欲しくなって
ジリジリと焦れったい
「触って……欲しいの、ですが……?」
「ん?どこにだ?
それでは、……分からないが?」
胸を揉んでいた手を片方外して
空いた方の手で
腰を撫で降ろしてお尻を撫でられる
そのお尻の間をその手がスルスルと
降りて来ると 際どい部分に
触れるか触れないか……の辺りで手を止めて
すぐ近くに彼の手があると思うと
自分の中から蜜が
溢れて来始めてるのが分かって
ギュウっと中が締まるのを感じる
「んんっ、違っ、
そっちじゃなくてぇ……、別の方っ」
「だったら、こっちは触らなくていいんだな?」
私からは杏寿郎の顔が見えないが
凄く嫌な予感がする
私がそう言ったからきっと胸の先を
今度は執拗すぎるくらいに弄られて
下のその部分に触って欲しくて
仕方なくさせるだけさせるつもりなんだって
分かってしまって
そう 分かってしまってるのにっ……
そうされて 焦らさせるのを……
期待もしてしまっていて
「もぅ……、やだぁっ」
今にも泣きだしそうな声で
言われてしまって
「どうした?嫌だったか?
……悪ふざけをし過ぎてしまったか?」
「そうじゃなくって、
自分が嫌になってただけっ」
「自分が……嫌に?なぜそうなる?」
「だって、……杏寿郎にそうされたいって、
焦らされて……どうしようもなく
されたいって、思っちゃってて……、
いやらしくなっちゃう、どんどん」
「…っ、君の期待を裏切るようで…悪いがっ」
ガッと右腕を胸の前に回されて
その手で左の肩をがっしりと掴まれる
まるで逃げない様に固定されてしまって
「今のは…君が悪いからな?
俺を煽るのが悪いっ」
左の手があげはの秘所を下着の上から
なぞって来て グッとその入り口の部分の
周辺に圧を掛けられて
「やっ、……あぁっ!んんっ、はぁ、んっ!」
下着の上から花芯を指で
探り当てられてしまって
ビクンと腰が跳ねる
「君は俺が、君をいやらしくしたと
思っているようだが…、
いささか、それは君の勘違いだ」
淡々とした口調でそう言われて
どう返事を返したらいいのか分からないが