第68章 酔って酔われて飲まれる夜に… ※R-18
脇の下を曝け出すようにして
抑え込んでいた手が離れて
ちゅ…うと左の首筋に杏寿郎が
吸い付きながら舌を這わせて来て
両胸をその手に揉みしだかれる
杏寿郎の舌が首筋を降りて
そのまま外側から鎖骨を舌でなぞって行くと
左右の鎖骨の中央で 一旦止まる
ツンツンと舌の先でその中央の部分を押されて
円を描いて舌先で押されながら舐められて
「んんっ、はぁ、あ…、杏寿郎…」
スルスルと胸を揉んでいた手が
両脇の方へと滑って行くと
脇の下からススス…と腰骨に向けて
身体の側面を撫で下ろされる
ゾクゾクゾクッと身体の側面の刺激が
全身を泡立たせて震わせる
「あぁんんっ、はぁ、あぅ、ぁああぁん」
「君はこうされるのが、好きだな」
「んぁ、やぁ、…んぅ、言わないで…ッ」
「嫌いじゃないだろう?」
「んぁ、あん、す、…好き…にありま…すッ」
グッと骨盤を押さえながら押し下げられて
左右の骨盤を掴んでいる手の親指を
その鼠経のラインに沿わせて
押しながら身体の中心に滑らせながら
「素直に好きとは、言ってくれないんだな。
感じてしまってそうなってしまう君が
可愛らしいと感じて俺は仕方ないのに、
相変わらず恥ずかしがり屋さんだな君は」
杏寿郎がそうこちらに言って来て
「やぁ、言わないで…下さ…いッ、はぁん」
ゾクゾクとした快感が背筋を走るし
ジンジンとした疼きが腹腔内に広がる
「んんぅ、はぁ、んっ、あぁ…んッ」
「大分、声が甘く蕩けて来てるな…、あげは」
「んぁあっ、杏寿郎が、
そうなされるからにあります…ンぁぁあんッ。
んっ、気持ち…が、良すぎ…てっ、
とろとろに溶かされて、私の形が
無くなってしまいそう…にありますので」
「そうか?君が溶けて
ドロドロになって無くなってしまうのは
俺としては困ってしまいそうだがな。
あげは。蕩けて蕩けるのは、
君の可愛らしいその声だけでもあるまい?」