• テキストサイズ

おてんば少女が恋に落ちた

第5章 体育


「わぁ~~、すごいすごい!
宇宙、飛ぶの上手になったんだね。」

私の飛ぶ姿を見て、お姉ちゃんはとても感心していた。

「え?そ、そう…?」

私は地面に足をつける。

「うん、とても上手になったよ。お姉ちゃん、びっくりしちゃった~。」

「そうかな…?えへへ。」


私はこんなに誉められると思っていなかったため、少し照れくさくなった。




「あの、質問してもいいですか?」

突然声を発したのは、白井くんだった。

「うん、いいわよ。」

「ありがとうございます。
えっと…、卒業試験ってどんな感じのことしましたか?」

「卒業試験か~懐かしいなー。
私の時はね、とにかく長い距離を飛んで一般の人に、お届け物を届けたな。」

「え?!1人で長い距離を届けたんですか?」

「うん、そうよ。だから、とてもくたくたで…大変だったわー。
今回は2人1組だから、どうなるかは分からないけど、たぶんそんな感じだと思うわ。」


(長い距離をひたすら飛ぶなんて、大丈夫かな…?)

私はお姉ちゃんの話を聞いて、少し心配になった。
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp