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〖進撃の巨人〗Raison d'etre ─贖罪の贄─

第3章 飽くなき探求


「僕達人類は壁の外に行けないのにどうやって調べたのか気になるんだ。
王政が配布してる歴史書は外に人類はいないって言い切ってる。
ジルの言う通り巨人が人間を食べるから外には人類がいないって言うのも分かるけど、それは憶測に過ぎないと思うんだ」

「うぅ…
エルヴィンの話、私には難しくて分かんないよ…」

エルヴィンの疑問はまだ幼いジルには難しい話に感じてしまう。
今まで壁の中で平和に暮らしてきた幼い子供は、そんな疑問を抱くことが無かったからだ。

「ごめん、でもちょっと気になったんだ」

「私も、帰ったらお父さんに聞いてみる!
お父さん、色んな本を読んだ事あるから知ってるかも!
なにか分かったらエルヴィンに教えるね!」

「うん、ありがとう」

壁外の話はそこまでにして、
それからはジルの母が迎えに来るまで二人は他愛もない話をして時間を過ごしたのだった。
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