第1章 「殺されてもらえますか」

「ここだけで、イけそうですね」


「ふぁ！？」



白いTシャツを胸元までまくりあげて。
眼下に晒されたくびれのあるキレイなボディラインに、思わず知らずに生唾が喉を通り過ぎた。
肌へと指先を滑らせれば。
吸い付くような、すべすべの肌。
そのまま胸へと手を伸ばし、ついで舌先で、先端をつつくように愛撫する。

「はぁッッ！！」


びくん、と、跳ねる体。


片方の指先で直に先端をカリカリと刺激しながら、もう片方は口へ含み、舐めたり吸い付いたり、を繰り返した。


「や……、やめ………ッッ、や、くる、しっ」


確かに。
先ほどからびくびくと体は震えるのに。
なかなかイくことはない。
与える刺激の発散場所がなくて、見悶えてるようにも、見える。
さすがに初めてで胸でイくのはハードルあげすぎか。
諦めて。
片手を下半身へと、伸ばす。


「………はは、すごいな」


下着の上から触っただけで聞こえた粘液質な音。
すでに役割を果たしてない下着を、奪い去った。





「ひぁ！？ぁ、っぁあんっ、やめ……」



ぬるぬると滑る潤滑油を塗りたくり、なかへと指を１本、挿入。
さすがにきついか。
カリっ、と。
胸の先端へと歯を立てれば。


「やぁあああ━━－－……ッッ！！」


びくびくびく、と。
体を震わせてどうやら彼女は果てたようだ。



「やめ……ッッ」


休む間も与えずになかを掻き回す。
指先は２本に増やし、なかを広げるように動かしていく。


「ねが……っ、おねが……ッッ、も、いや」


逃げるように横を向く彼女をそのまま四つん這いへと誘導し。
そのまま。
まだきつい彼女のなかへと。
自分自身を挿入、した。



「ひ、ァ……ッッ、ぁ、あ、っぁああッッ」



「………きっ、つ……っ」



ぐったりとに沈みこむ彼女の体。
拘束された両腕だけが、宙に浮いていた。