第1章 夜の"稽古"【煉獄杏寿郎】
煉獄は近くにあった湯飲みを渡す。
「美味くはないだろう。水だ、飲め」
「ありがとうございます」
は素直に受けとると口の中を清めた。
「師範…どう、でしたか…?///」
「うむ、口淫は及第点だ。君は教えがいがある」
「良かった…です///」
煉獄は妖しく笑うとを立ち上がらせた。
「俺の服を脱がせ。その後は自分も脱ぐんだ」
「はい…失礼します」
煉獄の夜着の帯をしゅるりと外すと脱がせていく。
引き締まった体と筋肉に、はいつもこんな逞しい体に抱かれているのかとうっとりと思う。
そう思うと次第に体が熱を帯びてきた。
「君もだ」
「っ……」
はこの部屋に来る際薄い夜着しか身に付けていない。
帯を外せば簡単に肌が露になった。
お互い一糸纏わぬ姿になる。
煉獄は上から下までじっくりとの体を見つめた。
「師範…そんなに、見られると…恥ずかしいですっ…」
「何を言う。今更だろう?さて、君のココがどうなっているか確認せねばな」
煉獄はそういうとの足の間に手を伸ばした。
隠されたその場所にそっと触れるとくちゅ、と音を立てて煉獄の指に蜜が絡み付く。
「あんっ……」
「これは何だ?まだ触ってもいないのにどうして濡れている?」
煉獄は意地悪そうに笑うと蜜のついた指を見せつけるように舐めた。その動作にまたの下半身が熱くなる。
「そ、れは……」
言い淀むを腕を掴み布団に仰向けに転がして命令する。
「自分で濡れている所を見せながらきちんと説明するんだ」
「な…そんなっ…」
あまりに恥ずかしい命令に真っ赤になる。しかし煉獄はその命令を撤回しようとはしない。
「し、師範……」
「言うことが聞けないなら今日はこれで終わりだが…それでもいいのか?」
「や、いや…」
熱くなった体を鎮めて欲しい。
欲望に勝てなかったは意を決して動いた。
煉獄に見えるように足を大きく開き膝を立てる。
太腿に手を添えて閉じないようにし、言葉を紡ぐ。
「……師範との、接吻と…イチモツを舐めていたら…こ、興奮して、濡れて…しまいました」