第2章 網にかかった蝶①【煉獄杏寿郎】
「ひぃっ!や、こんな格好っ…!」
「ふ、発情した雌犬みたいで似合うなっ…」
「違、ぁっ!」
「言葉だけで感じるのか?」
後ろ手に縛られているは肩をつき腰を高く上げさせられているため、身動き一つとれず秘部が丸見えである。
そんな光景にますます興奮した煉獄は容赦なく突き上げていく。
「ぁぁっ!ぁぉぁっ!イイっ…」
「自分でも腰を振ってるのか…全く淫らなだな」
「ご、めんなさいっ…!」
煉獄は舌から手を伸ばし、の乳首をキュッとつねった。
上下同じに責められてがのけ反る。
「だめ、ぇ!同時、は良すぎて、おかしくなっちゃうっ……」
「っ、…!今君を犯しているのは誰だっ…答えろっ…」
「ぁぁっ!き、杏寿郎、ですっ…煉獄、杏寿郎っ…」
「そうだ!この快楽を与えているのは、俺だというのを忘れるなよっ…」
やがて今まで以上にのナカが締まり、絶頂が近いことを知らせた。
「イ、く…!もうだめ、イっちゃうのぉっ…!」
「いいだろう、俺もすべて吐き出すからな…!」
煉獄の腰の動きが早まる。
ズグンッと奥を突いた瞬間、の頭は真っ白になった。
「あぁぁぁっ!」
「くっ…」
煉獄は白濁をすべて吐き出す。
それを感じながらは意識を手放した。
目が覚めると、そこは見慣れた天井。
いつも自分がいる水柱邸だ。
布団がきちんと敷かれてその上に寝ている。
時刻は夕方近くのようだ。
「(私…買い物に行って、気を失って…その後……!?)」
そう、煉獄に捕まり、薬で動けなくされて………。
一気に覚醒したは慌てて体を見た。
着物は乱れてないし、体も汚れていない。
まさか夢……?でも……と起き上がると腰に痛みを感じる。
そして、胸元から一枚の紙が滑り落ちた。
それを拾い上げて読むと、は真っ青になった。
【淫乱な君もとても愛らしくて良かったぞ。次のまぐわいは…また連絡する。煉獄杏寿郎】
終