第2章 ―衝突―
朝礼を終えると"転入生"が教室に入ってきた…
先生「今から転入生を紹介する!」
張り切ったような様子の先生が教壇に立つ
鳥花『……あれ?今日転入生来るとか言ってたっけ…?』
普通なら前日に知らせるハズ……
でも、昨日はお知らせも何もなかった
(って…この鴉蜘蛛学園に転入してくる人も珍しいなぁ……)
飛萌弥「どうも、初めまして!原田 飛萌弥って言います!宜しくね♪」
眩しいくらいの笑顔で自己紹介を始める転入生……
(何て言うか……可愛い系)
先生「じゃあ、原田の席は月影の隣な。……月影、原田にいろいろ教えてやってくれ」
飛萌弥「宜しくね、月影さん」(ニコッ)
鳥花『あ、はい!』
私に挨拶をすると隣の席に座る転入生
微かにだけど、転入生から甘い匂いがした
(イチゴ…の匂い……?)
飛萌弥「あ、コレあげる!」
そう私に言って差し出してきたのは
鳥花『チョコレート…?』
手渡されたのはイチゴのチョコレート
飛萌弥「お近づきの印に♪」(ニコニコ)
鳥花『ありがとう』
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その日の休み時間の殆どが校内案内で終わってしまった