• テキストサイズ

FLYHIGH(ハイキュー)

第5章 VS白鳥沢


ー月島side

心は一緒にいると歩は言ってくれた

いつだったか歩は戦になったら実家とも戦うとか勇ましいこと言ってたけど、もし戦国時代だったら馬とかに乗って、その辺の武将顔負けの活躍をしてそう

僕1人の力ではウシワカを止めることなんて到底無理だろう
でも、6人なら、いやそれとコートにいる以外の仲間と歩が一緒に戦ってくれるなら…

僕たちは負けない

名前を呼ばれ、コートに入る



ー試合開始

立ち上がり立て続けに3連続

ウシワカに決められる

左利き

聞いてはいたけど、タイミング取りづらい上に距離感掴むまでに時間かかりそう

にしても威力

これは左だからとかそーゆー問題じゃない

怯むな


「3本ください」

振り返る

西谷さんが言う

あと3本で感覚を掴むという宣言

ほんとこの人カッコよすぎデショ

しかも絶対やってくれるって分かってる

それなら僕がやることは、コースを絞って



スーパーリベロに繋げること



でも、それだけじゃダメ

僕も何本かは止めてやる

まずは感覚を掴まないと…


ウシワカばかり警戒しすぎて、他のブロックが間に合わない

くそっ

考えろ

考えろ

目の前の情報だけを掴み取れ

タイミングを合わせてブロックに飛ぶ

右手に当たったボールはコート内に落ちる

「いっ…」



テクニカルタイムアウト


「ツッキー、突き指大丈夫?!」

山口が走ってくる

「リズミカルに言うのやめてくんない」


縁下さんがテーピングをしてくれる

いつもなら歩が…



僕はさっき怯んだのか

いや、負けると思ったんだ

それが当然であるかのように

「チッ」



立ち上がりはウシワカのサーブ

及川さんのサーブみたいだ

サーブレシーブがないポジションでよかった

あんなのとれるとか化け物でしょ

このセットはもう…

そう思って西谷さんをチラッと見る



ゾクっとする


俺に来い

俺に来い


純粋にそう思ってる目


ウシワカのサーブが放たれる


西谷さんっ


ボールが上がった
/ 554ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp