第4章 Episode:04*
「急にごめんな。連絡先知らないから直接来ちゃったわ」
「う、ううん、大丈夫、だけど…何で私の学校…」
「その制服。有名な女子高のだから」
会えるかどうかは賭けだったけど、と悪戯に成功した子供みたいに笑う虎杖くん。
その無邪気な笑顔に、自然と私の頬も緩む。
立ち話も何だからと、とりあえず学校の近くにある喫茶店に入った私達。
なんにする?と言われ、烏龍茶をお願いしようとしたら、強制的にスペシャル苺パフェを注文された。
程なくしてやって来たそれは、三段に積んだアイスクリームの上にストロベリーソースをたっぷりかけた代物で。
そのあまりのボリュームに、何だか圧倒されてしまう。
男一人だとこういうの頼みにくくてさーなんて言いながら虎杖くんがつついてるのは、スペシャルチョコバナナパフェ。こちらも三段で、すごいボリューム。
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