第7章 Night 7
沖「おいクソガキ。まなに手出してじゃねぇ」
踵を返したはずの沖田さんは
バズーカを神楽ちゃんに突きつけた。
神「お前だって鼻血垂れてるアルよ」
沖「え…」
神「こんなんだから変態ドSはモテないアルよ‼︎」
また二人で火花を散らし始めた。
さっきから何回喧嘩してるのよー‼︎
銀「いや〜お恥ずかしい所をお見せしちゃって
…ところでまなちゃんは何歳?」
鼻血を服の袖で拭いた銀時さんが
そう言った。
『…わかんないです』
銀「え?」
新「じ、自分の歳わからないってそんなことあるわけ…」
沖「旦那ァ、こいつぁ記憶喪失なんでさァ」
どこにバズーカをしまったのか、
沖田さんは私の隣に立った。
新「き、記憶喪失?」
沖「そうでさァ。行き場のないまなを近藤さんが真選組で引き取ろうってなったんですよ」
銀「ほぅ…」
『た、多分16歳くらいじゃないかと…』
銀「まあ、16歳ともなるとそりゃあ出るもの出て…ぐはっ‼︎」
一発銀時さんの頬に拳を入れた。
『それ、さっきも聞きました(ニコッ』
新「(…Sだぁ‼︎この子絶対Sだよ‼︎絶対沖田さんのせいでSになったんだよ‼︎真選組1番隊恐るべしだよぉお‼︎)」
銀「ま、まあまあ…」
銀時さんは腫れた頬で苦笑いした。
なんだか銀時さんって……
銀「俺のことは銀さんでいいからね。あとこれ、何かあったら使えよ〜」
銀時さ…銀さんは私に万事屋の
名刺を渡して手をひらひらとさせて
帰って行った。