第7章 Night 7
「まいどありー」
みたらし団子を一本買って
一口食べた時だった。
どんっ
曲がり角から白いものが見えて
私はそのまま後ろにはじきとばされた。
「ん?あぁ、悪ぃ」
『だ、団子が喉に…詰まって…』
ぶつかった衝撃で喉に団子が詰まった。
し、しぬ…
「銀ちゃん曲がり角で団子加えた美少女と出会うことに成功したアルね‼︎」
「そんなこと言ってる場合ですか‼︎この人喉に団子詰まらせて白目向いてますよ‼︎」
「はい気道確保ー。それから人工呼吸ー」
「お前ただキスしたいだけじゃねえか‼︎‼︎」
人間かけたメガネが私の背中を
叩いたことで団子は喉から胃へ
移動していった。
『…はぁ、はあっ…し、死ぬかと思った…』
無事生死の狭間から帰還できたよ。