第6章 Night 6
近「はっきり言って人手も足りてない」
『……』
近「そこで、だ。まなちゃんにお願いがあるんだ」
そう言うと、
近藤さんは手元にあったお茶を
一気に飲み干した。
沖田さんはずっと私の方を
見ているのがわかったけれど
沖田さんの方には向けなかった。
近「まなちゃんにも隊に入って欲しい」
『……え?』
隊に入るって…
一緒に戦うってこと…?
近「総悟やトシから初めて会った時とかの腕前も聞いているよ。本当は女の子にこんなことさせたくはないんだけどね…戦力になると思って…」
『わ、私なんかが役に立てるのならぜひ』
真選組の重荷みたいな私なんかが
戦場に出させてもらってみんなの為に戦えるなら光栄だ。