第6章 Night 6
山崎さんに元気つけてもらっても
やっぱりすぐには元気が出なかった。
どうしてかな…
私はミツバさんに嫉妬しているのかな?
みんなを笑顔にできて
みんなの中心にいたミツバさんに…
…って、なんてこと考えてるの私…
ほんと、最低だよね…
沖田さんは大好きだったお姉さんがいなくなって、どんな気持ちなんだろう。
きっと平常心なんて保てないよね。
でも今の沖田さんはそんな悲しそうなところ、見せない…
今でも辛いはずなのに…
それは土方さんも同じかな。
愛していた人を失ったんだから。
土「おーいまなー!」
『‼︎』
さっきまでパトロールに行っていた
土方さんがいつの間にか帰ってきて
私の方へ歩み寄ってきた。