第3章 Night 3
『…お兄ちゃん聞いて…
あのね、私攘夷浪士を……スースー』
話している途中でまたまなは
眠ってしまった。
な、なんだ…
攘夷浪士?お兄ちゃん?
こいつ、記憶戻ってねぇか?
何があったんだよ…一体…
土方はずっと≪攘夷浪士を…≫の
言葉の続きを考えていた。
土「…しょーがねぇ」
土方は諦めたようにタバコを
地面に押し付けてまなを
部屋に連れて行こうと持ち上げた。
軽っ
こいつ、ほんとなんでこんな細ぇんだよ
沖「土方でねぇですかィ。これから犯しにでも行くんですかィ?」
土「そ、総悟…お前いつから…」
沖「土方さんがニヤニヤまなの寝顔を覗いてる所からでさァ」
土「ニヤニヤしてねぇっつーの‼︎」
沖「まさか土方さんまなに惚れてやんすか?」
土「バカいえ」
沖「俺は別に悪くないと思いやすよ」
そう言うと沖田はそのまま
自分の部屋に戻って行った。