第1章 プロローグ
「やめてっ来ないでっ」
今私は
鬼
というものに追い詰められている
何故かは知らない
でも鬼については母からよく聞いていた
「鬼はとっても危険よ鬼にあったらすぐに逃げなさい」
そう言い聞かされていた
でももう間に合わない
後退りしていると壁に体が触れた
(もうダメッ)
そう思って目を瞑った
しかし私に攻撃が来ることはなかったその代わり
「大丈夫かしら」
そんな声が聞こえた
恐る恐る目を開けるとそこには刀を持った女の人が立っていた
「…大丈夫です」
「あら〜良かったわ」
「助けてくれてありがとうございます」
そう言ってお辞儀をすると
「いいのよ気にしないで」
助けてくれた人はそう言うと
「ところであなたお名前は?」
「…小西悠莉」
「悠莉ちゃんっていうのね よろしく〜
私は胡蝶カナエ鬼殺隊の花柱よ」
「鬼殺隊?」
「そう鬼を殺すの」
「っ
わ、私もやりたい」
「そう?
でもとてもつらいわよ」
「っで、でもやりたい」
「そう
わかったわ
ならまずは私のうちにおいで」
「は…い」
私は疲れていたようで意識を手放した