第4章 番外編
その瞬間、目の前に現れたのは真っ黒な鯉と、真っ白で手足と耳の先が黄金色染まった大きな狐だった
“名”を呼んだ事により、召喚・契約が交わされた
主様…あやめが会った龍が翠蓮家の守護の主であり、名を呼び呼び出したこの二匹は龍の配下に位置付けされる式神であった
“我らが”の意味はこの事だったのだ
五「いやー、まさかこんな早く式神と契約出来るなんて思ってなかったよ、流石はあやめだね♪」
あ「ご、五条先生っ、降ろしてくださいってば///」
上機嫌であやめを抱き抱える五条先生
それに顔を真っ赤にしてるあやめ…の隣で不機嫌オーラで睨む虎杖達
虎「おい、先生ってば!あやめ嫌がってんじゃん」
釘「このセクハラ教師…」
伏「セクハラ行為になりますよ」
宿《貴様、それ以上あやめに触れるのは許さんぞ》
とうとう宿儺まで出て来る始末に…
五「おー怖っ」
みんなからの殺気に対して軽く言うとやっとあやめを降ろした
虎「んで、あやめの式神って何が出来んの?」
釘「伏黒の玉犬とはタイプが違いそうよね?」
これに対しては、あやめ自身も把握していなかった
だが、1匹だけ能力が分かるのがいた
あ「多分、なんだけど…こっちの黒姫はレーダーみたいな能力だと思う。この子がいる時、なんとなく周りの音や誰がいるのかが分かるんだ」
狐の朔尾は今のところもふもふ担当だよと笑って付け足した
釘「#NAME1#、後でその子もふらせなさいよ」
虎「あ!俺も俺も!」
伏「…お前ら…」
こうして、無事あやめは2匹の式神を使える様になった
それから暫くして、一年生のあやめ達に緊急任務が入る事となるが
こんなにも早く、呪術師になると言う事の重さを、その身をもって思い知らされる事になるのだった