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わたしは漁火

第2章 2



ピンと伸びた有羽の脚に、イカはまた別の足を伸ばす。イカは10本の足を持っている…とよく言われるが、正確には8本であり、残り2本は触腕と呼ばれる別の器官である。それはともかくイカにはまだ有羽を責めるための足は十分に残っている。そいつをぬるぬるとハーフパンツの中に這わせ、さらには下着の中にも潜り込ませる。

「ひゃっ、あンっ!」

イカの足先が、有羽の敏感な部分をまさぐった。反射的に脚を締めようとするが、巨大イカの腕力…いや足力の前には有羽など赤子のようなもので、両脚に絡みついた足は、楽々とそこをこじ開けた。
そうこうしている間も、胸へのいたぶりはやむことを知らない。有羽は震える声で懇願した。

「はぁっ…お、ねがい…もっと…!」
「わかってるさ、有羽はここが好きだもんな」

吸盤をたたえた足が、ズルリズルリと有羽の股間を撫でつける。
陰唇はあっという間にめくり上げられ、陰核がぷくりと顔を出す。乙女の柔らかな肉は、容赦なく角質性の歯で擦りあげられた。

「ヒャアッ!あぁああっ!やっ、あぁっ!ひゃめえ!だめ、す、ごすぎぃ…!」

過度な性感が有羽の体を貫き震わせた。けれどイカは有羽の「だめ」が「もっと」なことを、長い付き合いで知っていた。2度、3度、いや何度も何度も、有羽の秘唇の上にその足を往復させた。

「あーーっ、あっ!あっ、はぁっ、んっ♡はっ♡あ、き、きもひょ♡あっ、いっ、いい♡」

イカの足が往復する動きに合わせて、有羽の口から嬌声がこぼれ落ちる。目はとろけきって、もう完全に快楽の海に溺れているようだ。

「有羽、いれたい」
イカの懇願したが有羽はもうまともに返事すらできず、うん、うんと首を動かしただけだった。
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