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僕だけのDiVA【R18】

第1章 collaboration




番組は滞りなく進行して
pm 8:45

前半のトリは
東條アンナ だった

新人ながらこのポジションを任されるあたりに
世間からの期待度の高さが伺えた


前奏が流れ
マイクを持った彼女がステージ上に現れると
会場の空気が変わった

静かなバラードのメロディに乗って
流れるように聴こえてくる美しい歌声

小柄な身体からは想像も出来ないような声量に
誰もが息を呑んだ


アッと言う間の5分間だった

歌い終えたアンナが深くお辞儀をする


「………スッゲェ…」

「……ウン………すごい…」


夏生と健人の口から
感嘆の声が溢れた


「……」


客席からの大きな拍手に包まれて
前半のプログラムは終了した







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