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僕だけのDiVA【R18】

第4章 目覚め



タバコに火を付け、煙を吐き出すと
少し気分が落ち着いた


「……驚いたな………あの東條アンナが…まだ未成年だったなんて…」


彼女はそう言った僕を軽く睨んだ


『…年齢なんて関係ない。…私は私よ…』


アンナはティーカップをテーブルに置くと
再びタバコに火を付けた


深く吸い込んで
ゆっくりと吐き出す


「……フッ……ホントに…君って人は…」


僕が笑い出すと、アンナは不思議そうな顔をした


彼女の中には
妖艶な女性と
あどけない少女が混在していた

全てを知ったと思った途端
全く知らない顔を見せて
悪戯そうに微笑んでいる小悪魔

それが
"東條アンナ"だった


僕は
彼女を見つめながら
小さな声で独り言を言った


「……惹かれるのは…必然……だな…」




東條 アンナは
年末の一番大きな賞でも新人賞を獲り

その後の紅白では
"紅組の勝利の女神"と言われた


そんな
数々の伝説を残して

彼女は
年が明けるとスグに
ニューヨークへと渡ったのだった






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