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僕だけのDiVA【R18】

第2章 party




ドアが閉まった瞬間
アンナが首に腕を回した

突然の展開に
僕は戸惑った


『………クス…………もしかして………こういう意味じゃなかった…?』

「…………ぁ……」

『……嫌ならドアを開けて…パーティーに戻れば…?』

「……」

『……アナタが…選んで…』


彼女の瞳を見つめながら
ドア脇のボタンの方へゆっくりと手を伸ばした


僕の指がB1を押すと
アンナは唇を近づけてそっとキスした


吸い込まれるように堕ちていく四角い箱の中
唇を離すと
彼女は悪戯そうに微笑んだ



地下駐車場に着くと
窓にスモークを貼った黒塗りのハイヤーが待っていた


ホテルから通りへ出ると
煌めく夜の街並みを滑るように走り抜け
ハイヤーは閑静な住宅地へと入っていく

鉄製の門をくぐり
広い庭を抜けた所にある大きな屋敷が
アンナの自宅だった





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