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黒風学園 [気象系]

第7章 助ける!!


-萌歌side-

しばらくすると生徒会校舎に着いた

松「とりあえず...止血はできてるかな? 消毒しようね」

「..うん」

消毒...昔から苦手なんだよなぁ..
痛いし...怖い..
そう思って近くにいる雅紀くんの袖を握った

相「ん? どうしたの?」

ニ「もしかして 消毒苦手ですか?」

俯きながらも無言で頷くと5人がが私の顔を覗き込んできた

「な..んですか?」

大「かわいい」

櫻「右に同意」

ニ「おなじく」

「可愛くなんかないですっ!」

松「ふふっ じゃあそのまま相葉くんの袖握ってて?パパッと終わらせちゃうから」

いわれた通り袖を握っておまけに目もつぶっていると
本当にすぐ終わった...
だけどやっぱり消毒は染みて..痛かった...

松「涙目... ごめんやっぱ痛かった?」

申し訳なさそうに潤くんが謝ってくるものだから
私は全力で首を横に振る

大「んふふ 首...取れちゃうよ?」

そう言われて智くんの方を見ると頬に手を添えられた
触れられた事で一瞬体が強張ってしまったけれど

ちゃんと顔を見れば...
うん..
怖くないこの手は智くんのだから...

恐怖感と引き換えに安心感が込み上げてくる
その瞬間涙が溢れ出した
一度流れ出したらそれはなかなか止まらなくて...
智くんは眉毛をハの字にして困った顔をして頬に添えた手を離した

大「ごめん...急に触って..怖かったよね」

違う....

「ちがっ,顔見て智くんだって5人なんだって思ったら安心しちゃって...」

ニ「そうですか 大丈夫です  もう安心してください ね?」

そう言って昨日のように和が、そして後ろからは翔くんが私を包んでくれた

「怖かった...」

櫻「うん」

「縛られて,服...破られちゃって... ナイフ..当てられて...キス,された...」

安心からの涙とさっきの恐怖からの涙も溢れて余計に止まらない

相「怖かったよね.. もう大丈夫だから」

松「萌歌のこと守っていくって決めたから」

大「おいらも」

櫻・相・ニ「うん」
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