第3章 妬み
-萌歌side-
「じゃあまた!」
大「うん ご飯ありがとねー」
「なに..これ....」
教室へ戻ると信じられない光景が広がっていた
机にたくさんの落書きがされていて
引き出しには暴言を書いて丸めたであろう紙がたくさん入っていた
周りからは「いいざま」 「当然の報いよ」 などという声が溢れていた
いじめ?
私なにもしてないのに...
逃げ出したいでも授業をサボるなんてことはできなくて...
そのまま席に着き授業を受けた授業中には先生の目を盗んで
紙、消しカスなどのゴミを投げてきた...
それに言い返す事もできなくて
次の休み時間
私は主犯らしきクラスメイトと
取り巻きのような子たちにトイレへ連れ込まれた
主犯「あなた調子のってない? 」
「なんのことですか?」
取り巻き「はぁ!? この後に及んでとぼける気?」
「本当に何のことか分からないんだから仕方ないじゃないですか!」
主犯「むかつく」
〜バシャ〜
「キャッ み、ず、、?」
主犯「髪の毛にゴミがたくさんついてたから洗ってあげたのよ? なぁにぃ?その目」
取り巻き「ちょっと頭でも冷やしたらどう? じゃ私たち授業あるから」
6限目開始のチャイムが鳴る
「はぁ」
まともに水を食らってしまったせいで
トイレから出ることも出来ずそのまま6限目が終了した
みんなが帰った後にゆっくり帰ろうと思っていたのに...
主犯「どう? 頭冷やせた?」
取り巻き「あれれ〜 嵐城さん ビショビショだよ〜? 大丈夫〜?」
やったのはあなたたちじゃないかと思い睨み返していると
主犯「またその目〜? 本当ムカつくんだけど お散歩行きましょうか?」
「は?」
主犯「は?じゃなくてお散歩 ほら行きましょ? も〜かちゃん」
「痛いっ 離してくださいっ」