第5章 恋
傑くんに部屋まで送ってもらい、部屋に着いた時に上がってく?と尋ねたら
「今日は我慢しとく」と断られてしまい私は1人ベットにうつ伏せで寝転んでいる。
「はぁ、、彼氏、かぁ…」
お気に入りのクッションに顔を埋めながらついさっきまでのことを思い出す。
取り込んでくれる話、傑くんも私のことが好きだった話
そして付き合うことになった話
「悟はびっくりするかな、、、」
硝子ちゃんには1番に伝えてあげたいな、なんて色々考えてると睡魔が襲ってきた。
そのまま微睡みの中に落ちていく意識の中でいつもは聞こえてる呪いの声がなんだか今日は私の気持ちを真似しているのか
(好キ、ダイスキ、好きスキ…)
なんて呪いの言葉を繰り返し吐き出していた。