第1章 chapter1
次の日
「橘いるかー?」
金田一がクラスにきた
「ちょ、なんで。俺が言うって言ったじゃん」
「いや、お前は言わないね」
「どうしたの?えっとバレー部の?」
「金田一です、橘男バレのマネージャやってくんない?」
「え?私?」
「そう、バレー部だったんだよな?今人たんなくて」
「そうなんだ、でも私プレーヤー専門でマネージャーしたことないからなぁ…考えさせてくれる?」
橘が誰かに優しくするのは嫌だ
みんながいいなって思うのも嫌だ
でも俺のプレーを見てほしいとも思う
俺を好きになって欲しいって思う
「じゃあさ‥春高の予選見にきて
で、俺らが宮城県代表になったら、マネージャーやってよ」
出来るだけ何の感情も込めずに言った。
「いいよ」